母子交尾[伊豆片瀬路]
順子が一人で伊豆の海に来ていた。3年前…順子と宏彰は体の関係を持った親子だった。二人は年に一度、二人きりになる目的で伊豆に温泉旅行に出かけていた。あの日、いつものように旅行を楽しんだ帰り道で、宏彰が倒れそのまま帰らぬ人となった…。「来年もまたこの海を見に来れるかな?」そんな宏彰の言葉を思い出しながら、順子は宏彰の分まで生きようと心に決めていた…。
母子交尾[土肥路]
純と太一は母子家庭だった。太一が小さい時に父が亡くなって以来、純はがむしゃらに太一を育てた。そして太一も成人を迎えた昨今、純は親しくしていた会社の先輩と結婚を考えていた。太一はずっと二人きりで生活してきた若くて綺麗な母をいつの間にか女として好きになっていた。今日は久しぶりの親子旅行に向かっていた。誘ったのは純だった。純はこの旅行中に再婚する意思を太一に伝えようと思っていた。
母子交尾[東伊豆路]
美里と宏彰は祖母のお見舞いに行くという名目で月に一度、温泉旅行に行くことにした。その温泉旅行を始めて一年。今日も二人は一カ月分溜まりに溜まった感情と欲望を満たそうと熱烈に互いの体を貪る。
母子交尾[谷川路]
18年前に夫と離婚し、正子は息子と二人きりの生活を送っていた。やがて成人した息子は、国立大学を卒業。大手ビール会社の営業部に就職した。就職して3年…彼は社会人としての壁にぶち当たっていた。「出世してお母さんに認められなければ…」頑張ったが一向に結果が出なかった。やがて彼の正子に認められたいという欲求は、いつしか正子を異性として愛するという、異常なものに変わっていた…。
母子交尾[那須塩原路]
夫が15年前に女を作って出て行って以来、りかこはがむしゃらに働き、息子を立派に育て上げた。息子は今では一人前の社会人に成長し、この春、りかこに温泉旅行をプレゼントした。彼はこの旅行でりかこと子供の頃に交わしたある約束を叶えようとしていた。それは「大きくなったらお母さんと結婚する」というものだった。
母子交尾【那須塩原路】
息子の宏彰は大学生になっても、友達も彼女もできず、母・小夜子に付きっ切りで暮らしていた。母子家庭だからと甘やかして育ててきたのだ。しかし宏彰ももう大学三年生。なんとか宏彰を自立させなければ…小夜子はそう考えていた。そんな折、商店街の福引で温泉旅館の宿泊券が当たった。小夜子はこの温泉旅行が何かのきっかけになればと、宏彰を温泉旅行に誘ったのだった。
母子交尾【草津路】
十年前、しほりは夫と離婚をした。親権を夫に取られ、しほりと宏彰は一度離れ離れになっていた。宏彰の希望もあって、●校進学を期に二人は再び一緒に暮らし始めた。「もう宏彰を手放したくない」しほりはそんな思いから必要以上に宏彰と仲良くし、それ以来、母子二人きりの内に篭った世界が築かれていった。そう、二人が肉体関係を結ぶのは時間の問題だったのかもしれない…。
母子交尾【渋川路】
夫に蒸発された保奈美にとって、自分一人で宏彰を育てる事だけが保奈美の生きる意味であり希望だった。それは宏彰が成人してからも続いた。しかし宏彰はいつまでも子供扱いされるのが嫌だった。自分もお母さんの力になりたい、お母さんを守りたい…その感情はいつしか母への恋愛感情となっていった。宏彰は保奈美に息抜きをしてもらいたくて、アルバイトで貯めたお金で一泊二日の温泉旅行をプレゼントした。
母子交尾【長野原路】
かつて酒乱の父から逃げ、二人きりで過ごした温泉街がダムに沈むというニュースを聞いた宏彰と母・貴美子。二人は街が沈む前に一度だけ街を見に行こうと決めた。そして、かつての思い出と共にこの街の旅館で一度だけ体の関係を持った事を思い出してしまうのだった。
母子交尾【奥利根路】
夫と離婚した緑は、親権を夫に取られ宏彰と離れ離れの生活を送っている。宏彰と別れる際、寂しさと悔しさのあまりに緑は宏彰と禁断の関係を結んでしまった。それから数年余りの月日が流れた。宏彰と離れてから緑は、夫から一年に一度だけ宏彰と会う事を許されている。元夫は最近再婚し、宏彰に新しい母が出来たという。それを聞いた緑は、宏彰とともに暮らす義母への嫉妬…。
母子交尾【沼田路】
いつしか純粋に母を女として好きになってしまった宏彰は、その想いを告白しようと母を温泉旅行に誘う。意を決して告白した宏彰に母はキスだけならとその体を預けてしまった。母を愛する宏彰にキスだけなど我慢できるはずもなく、欲情赴くままに、野外で母を貪り、そして温泉宿でも互いに求め合った。母ゆう子はそんな状況を楽しむように過ごすのだったが、背徳感と満足感の間で気持ちは揺らいでいくのだった。
母子交尾【富士吉田路】
父を亡くして以来二人暮しの母・理恵と息子・宏彰。元々マザコンの気が強かった宏彰は益々マザコンになった。理恵も息子を甘やかし、異常な愛情を育んでいた。時が経ち彼が大学生になったある日、宏彰が不意に「彼女ができた」と言った。理恵は嫉妬に狂い隠し続けてきた感情を爆発させた。自分に嘘をつくのはやめよう。宏彰の気持ちを取り戻したい。そう考えた理恵は宏彰を一泊二日の温泉旅行に誘った。
母子交尾【奥水上路】
夫が二十年前に女を作り蒸発して以来、女手一つで一所懸命働いて宏彰を育てたあずさ。宏彰はそんなあずさを見て育ち、いつしか宏彰はあずさの事を親子の関係を越えた愛情で愛してしまっていた。そんな中、夫から一通の手紙が届いた。あずさは宏彰に父が実は生きていた事を話し、手紙を見せた。宏彰は会ってみたいと答えた。こうして二人は手紙に書いてある日時に群馬県の沼田駅へと向かったのだった…。
母子交尾【内房富津路】
息子の宏彰は東京の大学に進学し、母親の純は職場で知り合った子持ちの男性と再婚した。二人は違う苗字になり違う生活を始めたが、親子の絆が薄れていく寂しさから、いつの頃からか体の関係を結ぶようになった。そして純の元夫が生きていた頃から毎春の恒例であった房総の菜の花畑に行く事だけは二人で続けていた。例年のように菜の花畑に行った二人。しかしその後、純は再婚相手の元に戻らなかった…。
母子交尾【湯沢路】
夏美は夫を亡くした寂しさから、息子である宏彰に手をかけてしまった。以来、二人は母子の関係が壊れていた。それから数年が経ち、夏美は職場で知り合った男との再婚を間近に控えていた。ある日、新婚旅行用のパンフレットを見ていた夏美に宏彰は言った。「母さんと旅行に行きたいな」実はあの日の事を宏彰も忘れられず、母の事を好きになっていたのだ…。